VMwareゲストOSのシリアルコンソール

VMware Workstation 5.5.1をWindows XP SP2をホストOSとして利用するとき、ゲストOSのシリアルコンソールへの接続方法を見つけました。
Windows XP SP2をホストOSとしたときには、(LinuxをホストOSとしたときと異なり)Virtual Machineのシリアルアダプタを、ホストOSに仮想シリアルアダプタとしてつなぐことはできず、名前つきパイプ(named pipe)にしかつなぐことしかできません。このままでは、Windows XP SP2(ホストOS)からLinux(ゲストOS)のシリアルコンソールに接続することができません。
少し調べたところ、VMTN Discussion Forums経由でNamed Pipe TCP Proxy Utilityを発見しました。これは、名前つきパイプにTCP/IPでアクセスするためのユーティリティです。これを用いることで、シリアルコンソールにtelnetアクセスすることが可能になりました。

Named Pipe TCP Proxy Utilityの設定


File->Settingsダイアログで、上記の設定をして、Windows XP(ホストOS)の起動時に名前つきパイプと6665番ポートを接続し、Windows XPの起動中は切断されないようにしました。
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Remote-Serial-Console-HOWTO/index.htmlを参照して、GRUB(ブートローダ)、kernel出力、gettyの設定を行いました。